2007年10月18日木曜日

ハセツネへの道 ~その4~

~ハセツネ=長谷川恒夫CUPのこと。
 東京都山岳連盟連盟が主催する国内最高峰の日本山岳耐久レース。
 奥多摩1周の山岳コース71.5kmを10時間以内で完走したら、
 一流のアスリートと言われている(らしい)~
【参考http://www.hasetsune.com/


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日 時:2007.10.13 5:06~16:31(11時間25分)
コース:ハセツネコース(71.5km)完走
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前回の試走では14時間35分という失意の記録で完走し、
目標の12時間以内に遠く及ばないどころか
「できれば13時間台で走りたいな」
と謙虚な低姿勢で第2回目の試走に挑んできました。

前回の反省点を踏まえ、入念なウォーミングアップを行い、
水も約1リットル減らし、食糧にも工夫を凝らし、
さらに夜間走行のシミュレーションのために
新しく購入したSuper-Fire303Xを持ち(浅間峠から点灯)、
とにかく足が攣らないようにということと、
下りで走るために登りでチカラを入れすぎないことに充分気をつけ、
すたこらさっさと走ってきました。

それにしても早朝のヤマは気持ちいいですね。
朝イチだと奥多摩の低山でも野性動物にたくさん遭えるようです。
サル、イタチ?、名前を知らないたくさんの鳥…
奥多摩ってこんなにも自然が豊かだったのかと改めて驚きました。

それに、ちょうどそういう時季だからなのでしょうが、
ドングリがあちこちで自然落下してくるのもおもしろかった。
コッ、カッ、と乾いた音を立てて、
あちこちの地面にドングリが落ちる音。
ナマの秋の音を聴いたようで、豊かな気持ちになれました。

さて記録の方ですが、
今回はたまーにピキッと攣る前兆みたいなのがあったものの
無事最後まで走り通すことができました。
当面の目標だった12時間以内のタイムでゴールできたので、
正直雨が降りそうな本番当日は遠慮させていただきたいものです(笑)
(もちろん、当日は夜間に走ることになるので、
 タイムは落ちるのがふつうでしょうけれど。)

さて、練習はこれでおしまい。
あと2日で本番を迎えます。
どうなることでしょうか。

















【0:00】五日市中学校を5時06分スタート
まだ真っ暗です
ちなみに3時半に自宅を出てきました

















【0:28】稲荷神社
ここに来るまで、変電所の手前の丘で迷ってしまった…
というか合ってるのに道を間違えたと勘違いして
いきなり3,4分彷徨ってしまった
暗いとそれだけでミスが起こりやすくなるという教訓(にしておく)



【1:58】市道山分岐
すっかり夜は明けた
足は大丈夫みたい
飛ばしすぎないよう
このあたりはペースを抑え
飛ばしすぎないよう注意する
































醍醐丸付近で数頭のサルを発見
逃げるそぶりがないのでちょっと身構えた



【3:20】生藤山
今回はタイム優先なので
記録写真も最低限にする
































【3:47】浅間峠
前回よりタイムは伸びている
前回は浅間峠から先は流したが
今回は行けるとこまで行ってみます

















三頭山の登り

空からドングリが降ってきます

















【6:07】三頭山
山頂には目もくれず走って通り過ぎます
明らかに変な人です




小河内峠付近
見事な秋の配色



















【8:05】御前山
前回より50分以上早く着く
まだ走るチカラは残ってる



















【9:18】大岳山
月夜見山あたりまでは
11時間のペースを
保っていたが
小河内峠で落ち始め
この辺では11時間半を
意識するようになる
















【10:16】日の出山
できれば10時間を切りたかった
この先は駆け下りていくだけ
どこまでタイムをのばせるか

































【11:25】ゴール
いきなり3時間10分短縮した
やればできるじゃんオレ
よし、本番は10時間台を目指すか

ってそんなにうまくはいかないわなぁ
夜に走れば確実にペースは落ちるので
とりあえず12時間台を目指します




今回の旅のお供
ここからまだ改良を加えます



今回の全食糧
大福餅は2個余った
走りながら食べるのには不利だが、
非常食兼用で2個は持っていくつもり
バタピーはまったく食べる気が起こらなかったので削除
当日の夜冷え込むことを考慮してパワーバーは倍増させよう





新兵器のSuperFireは
大きめのリストバンドで持つことにした
iPod保護用に買ったリストバンドだ

なんとなく使える気がして使用してみたが
汗ふきにも使えてこれが結構当たりだった

ハセツネへの道 ~その3~

~ハセツネ=長谷川恒夫CUPのこと。
 東京都山岳連盟連盟が主催する国内最高峰の日本山岳耐久レース。
 奥多摩1周の山岳コース71.5kmを10時間以内で完走したら、
 一流のアスリートと言われている(らしい)~
【参考】 http://www.hasetsune.com/


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日 時:2007.10.06 5:56~20:31(14時間35分)
コース:ハセツネコース(71.5km)完走
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この日はとにかく準備不足がたたりました。
もう10月ともなると朝6時前はだいぶ肌寒いのですが、
これまでの夏の時期と同じ感覚で
たいして準備運動もしないまま走り始め、
1時間もしないうちにふくらはぎがピキり(攣り)はじめ、
三頭山のあたりではビキビキビッキーズ状態。
よくもまぁあんな足の状態のまま完走したものです。

おまけに日の出山からの下りでは、
何度地図を見返してもどうしてもつるつる温泉の方に下ってしまうし、
真っ暗闇の中で30分ほど彷徨い、諦めかけて呆然としていたところ、
たまたま通りかかった親切なランナーの方に声をかけていただき
ようやく武蔵五日市駅までの下山路発見。
さんざんな一日でした。

でも、はじめて70㎞を走り抜いたことで、
主に食糧に関する改善点がいくつか見つかりました。
あと、ウォーミングアップの重要性も改めてわかった。
目標としていた12時間以内がかすんできた気がするけれど、
とにかくやれるところまでやるのみです。


















夜明け前の五日市

















【0:00】五日市中学校をスタート。今日は気持ちよく晴れそうだ。

















夜が明ける。長い一日が始まる。

















今熊神社の手前。眼下の街から一気に駆け上がってきた


【1:55】
市道山分岐
足が攣りはじめる


































4時間分の食糧を3袋に分けてパッキングしてみた
女王蜂ドリンク、735円也…

















【3:20】生藤山
足がピキって言うことを聞かない


















【3:56】浅間峠
とりあえず目標の4時間を切った
トップランナーは2時間半で通過するらしい
サイボーグにでもならない限り無理だ


















あっという間に走り去っていった…

でもそんなの関係ねぇっ

















三頭山の登りでみつけたお化けキノコ
どんだけぇ~

















【6:44】三頭山
山頂は人でごった返していた
なぜか外国人留学生を大勢見かけた
徐々に下りで走れなくなってくる



















月夜深山の手前でいったん車道に出る
神戸の六甲山みたいだなぁと思いながらなんとか走る



















【10:32】大岳山
もう足はビキビキビッキーズだ
頼むからゴールまではもってくれ



















【御岳山】11:21
キレイなお姉さんたちに道を訊かれる
ウブなぼくは動揺してこの直後に道を間違えた

















御岳山界隈の雰囲気のある街並み
こんなステキな場所があったんですね


















八王子の夜景
に見とれていたらこの直後また道を間違えた
どうしてもつるつる温泉方面に下りてしまう
寂しがり屋のぼくは途方に暮れて泣きじゃくっていたら、
親切なお兄さんが助けてくれた。ありがとう、お兄さん



こんな道を走るだなんて
どうにかしています
とりあえずヘッドランプ
だけでは暗すぎるので
何かしら対策が必要































【14:35】ゴール
屈辱的なタイムで第1回目の完全試走は終了
とにかく71.5kmを完走できたのは収穫
あと2週間で計画を詰め直さなくてはいけない