2007年9月25日火曜日

ハセツネへの道 ~その2~

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日 時:2007.09.22 10:33~16:00
コース:武蔵五日市駅~今熊山~市道山~醍醐丸~生藤山~浅間峠~上川乗バス停
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これ以上ない強力なパートナーが、
急きょいっしょに走ってくれることになった。
我々裏山好会の精神的eroリーダー・マトバさん。
風呂場で彼と居合わせた者は一人残らず自信を喪失する
ビッグサイズの持ち主だ。

 醍醐丸山頂にて
 ここに来るまで3回も道を間違え、
 体力を余分に消耗してしまった。






マトバ氏は山屋であると同時にランナーでもあり、
山行の下山では常に走って降りていく。
ひとつでも多くのことを盗むために喜んでご同行をお願いした。

しかし、意外な落とし穴が…。
ベテランランナーと一緒に走る安心感からか、
なんということか登山道を3回も誤ってしまった…。
ふだんからヤブを漕いでいるヤマ屋が、
奥多摩の登山道で道を見失うとは恥じゅかちぃですね。


生藤山山頂にて
この付近は50~100m前後のアップダウンがつづき、
なかなか苦戦を強いられる区間である。





計約25分のロスにもめげず行けるところまで走ったものの、
目標としていた三頭山のはるか手前でギブアップでした。
うーん、三頭山まで走るには、10時半の出発では遅いな。
目標としていた『ハセツネ完走12時間以内』も
すこし危うくなってきた。

しかしゼッタイにあきらめない。
限られた時間の中で、
とことんやれるとこまでやるのみである。


以下、主要ポイントの通過タイム。
 ※( )内は標準所要タイム

【武蔵五日市駅】0:00(0:00)
    ↓
【今  熊  山】0:38(1:30)
    ↓
【入  山  峠】1:07(3:00)
    ↓          ←ここで迷った
【市  道  山】2:25(5:00)
    ↓
【醍  醐  丸】3:04(6:30)
    ↓
【生  藤  山】3:52(8:30)
    ↓
【浅  間  峠】4:35(9:50)


 本日の終了点、浅間峠にて
 反省だらけの一日でした。

ハセツネへの道 ~その1~

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日 時:2007.09.17 10:25~17:10
コース:高尾山口駅~高尾山~陣馬山~醍醐丸~市道山~武蔵五日市駅
タイム:実働6時間05分(作戦タイム等を除く)
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ハセツネ12時間以内完走!
という、冷静に考えたら少しヤバイ気がしてきた目標に向け、
三連休の最終日を利用してトレーニングに行ってきた。

ちなみに断っておくが、私は、
「ふだんから命がけでヤマに登っているオレみたいな人間が、
 トレイルランニングだかなんだか知らないけど
 ふざけたママゴトをしている人間に負けるはずがない。」
というヒジョーに偏ったイデアを持っている。
そんな私が、こともあろうに大事な休日をつぶしてまで
高尾山という超低山にまで行ってきたことから、
じつは相当焦っているのだ
ということを汲み取っていただけたら幸いである。



陣馬山にて
ここまでは
すこぶる快調だった。











醍醐丸にて
やっと折り返し地点。
なんと両足の裏にマメができてしまった。











以下、主要ポイントの通過タイム。

【高尾山口駅】0:00
   ↓
【高  尾  山】0:37
   ↓
【城    山】1:03
   ↓
【景  信  山】1:27
   ↓
【陣  馬  山】2:32
   ↓
【醍  醐  峠】2:58
   ↓
【市  道  山】3:43                    
   ↓
【今  熊  山】5:19
   ↓                
【武蔵五日市駅】6:05

格別に悪いタイムではないと思うが、
目標12時間以内完走を考えると、
じつはかなり物足りない記録ではある。
反省点はいくつか見つかったので、
それを大きな収穫として更に次のステップに進みたいと思う。


市道山にて
ハセツネ当日は拝めないので、この日はとことんピークを踏んできた。












今熊山にて。
ゴールが見えてきた。
いかにもチカラないポーズが痛々しい。 











 秋川の夕景
当日は13時にここを通過する。
どんな一日になるのだろうか。




2007年9月19日水曜日

ハセツネへの道 ~プロローグ~



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ハセツネ:長谷川恒夫CUPのこと。
 東京都山岳連盟連盟が主催する国内最高峰の日本山岳耐久レース。
 10時間以内で完走したら、一線級のアスリートと言われている。
(参考)http://www.hasetsune.com/
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勢いだけでエントリーしてしまった。
「定員オーバーです。また次回お願いします。」
という返事を半分期待していたのに、
幸か不幸か、滑り込みでエントリーが受付けられたらしい。
こうなったら、本気でチャレンジするしかない。

このレースにチャレンジする意義はふたつある。
ひとつは、競争とはまったく無縁な登山(山スキー、沢登り)
という遊びを日頃やっている自分の体力が、
じつはどの程度のものなのかを他人と比べて知るため。
そしてもうひとつは、
山スキーという過酷なスポーツを今冬も行うのに備えて、
自分自身の体力アップのこれ以上はない契機として。
そのふたつ以外には何もない。

たぶん、標準的な人間より体力はある方だと思う。
小中高をとおして野球で培ってきたカラダにすこしは自信がある。
学生時代には40キロ超の荷物を担いで雪山を這いずり回ったし、
いまでも20キロの荷物を担いで激ヤブを漕いだりしている。
何の根拠もないけれど、
勢いと自惚れと無知故の無謀さで、
ハセツネ杯12時間以内で完走という目標をセッティングした。

残り1ヶ月。
その目標に向かってやれるだけのことをやる。それしかない。