2007年3月14日水曜日

他人の釜のメシ

がみー@仙台出張2日目です。
アテにしてた台湾料理屋が休みだったので、
「半田屋」というお店でご飯を食べてきました。
このお店、仙台の街中でちょくちょく見かけるのですが、
カレー屋のときもあるし飲み屋のときもあるし、
けっこう幅広く手がけてるな、って感じがします。

ビジネス街の中なので選択の余地がなく、
お腹がふくれればいいやと思ってお店に入ったのですが、
入ってすぐにカタまってしまいました。
バイキング方式というか学生食堂方式というか、
一品ずつおかずを取りレジで精算するタイプの食堂
(東京なら大戸屋とかやよい食堂)なのですが、
食べたいと思えるものが一品もない……。
他にもコーナーがあるのかもと辺りを見回してみるのですが、
どこにもない……。



ぼくはこれまでの人生の中で、たぶんふつうの人よりも多く、
いろいろな人がつくった「ごはん」を食べてきました。

生まれてから中学を卒業するまでは、お母さんのごはんを食べてきました。
中学を出て高校の野球部寮に入ってからは、
二人の寮母さんのごはんを食べてきました。
高3の夏が終わってからは、
大学生と一緒に下宿先のごはんを食べてきました。
大学に入る前に野沢温泉のスキー場でアルバイトしたときは、
1ヶ月半で7キロ太るまでごはんを食べてきました。
大学に入って好きな人ができると、
週に1度か2度は彼女のお母さんのごはんを食べてきました。
夏休みと春休みに設計事務所のアルバイトで岩手に行くと、
宿泊先のユースHのおかみさんのごはんと、
マンスリーマンションみたいなとこのごはんを食べてきました。
就職して薄給に貧するようになると、
事務所のお父様の家でドブ臭いごはんを食べさせてもらいました。
いよいよお金に困り家賃も払えなくなると、
牧師の奥さんのごはんや施設のごはんを食べるようになりました。
青年海外協力隊に行くことが決まると、
二本松の施設のなかでおいしいごはんを食べてきました。
モロッコのワルザザットという町に行ってからは、
ファティマという腕のいい家政婦のごはんを食べてきました。
京都である女性と出会い結婚してからは、
そのひとのごはんをずっと食べてきました。

こんなにもいろんなところでいろんなごはんを食べてきたけれど、
食べてきたけれどけれどけれど(リフレイン)……。
今日食べた「半田屋」のごはんは、
いままで食べたごはんの中でいちばん不味かったです。
おい、仙台市民!
こんなに不味いもの、よく食ってられるな。
もうちょっと美味いもの、食べていこうぜ。
餃子の王将とか。

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